100年後のジャニーズに想いを馳せる
はじめにいくつか注意書きから。
私は他のグループと関わりが非常に少ないために陸の孤島と呼ばれたV6の20周年出のド新規ファンです。それ以前はジャニーズとは全く関わりのない生活を送っておりました。
つまりジャニーズ事務所の話をするための知識などほとんどありません!ほぼほぼ外野です!外野の意見として聞き流してね!!
あとこの記事で挙げられる事柄は昔どこかで読んだ聞いた話とWikipediaが根拠となっております。正しく言い換えれば根拠のない与太話です!!ちゃんとしたファンの皆様、与太話が気にいらないからと怒らないでいただけると恐縮です。
諸々全方向におそらく無礼を働いているのですが、特に6人Snow Man堅守の方とSnow Man以外のJr.ファンの方、一部デビュー組のファンの方にとってはもしかしたら不快な内容になると思われますので、ご了承ください。
私個人的には今の滝沢新体制を「オラ、ワクワクすっぞ!!」の気持ちで見つめておりますので、そんな感じの記事です。ワクワクしてない方にはお口に合わないやもしれません。
これだけ注意書きが必要そうな話題にあえて首を突っ込んでしまうのは、私個人の出歯亀気質によるものです。「この記事のせいでV6自体嫌いになったわ」とか言わないでいただけると嬉しいです。V6はとても良いグループです。V6の新曲『Super Powers / Right Now』発売中です。
前置きがめちゃめちゃ長くなりました。ではそろそろ本文を始めたいと思います。
今ジャニーズには何が起こっているのだろう。
巷でヒソヒソと囁かれるショッキングな噂話がしたいのではなく、もっと抜本的な話。
ジャニーズのこれまでを大きく変えてしまうような革新的な何かが起こっているような気がしてならない。
ここ2、3年ジャニーズが世間を騒がす事柄が度々起きている。その度事務所の陰謀論などが面白おかしく世間様では語られていた。
もちろん全部が全部、事務所側からのアクションではないだろう。だが、事務所の思惑があって動いた事案もあったはずだ。ただの一ファンである私は真相など知りえないし、知りたいとも思わない。
ただ、それらの出来事は私が事務所は何を考えているのだろうと疑問を抱くきっかけにはなった。
そして私にとって大きな出来事のひとつに、タッキーが引退し、裏方に徹するということがある。まさに事変!
これまで事務所の人間っていうと、よく分かんないおじいちゃんとそのご家族?とあといっぱいの大人がいるんでしょうよ。って感じだったのに、タッキーじゃん!よく知ってるよ!!と唐突に親近感が湧いた。
ブラックボックスだった事務所の意向をタッキーというアイコンを得たことで少し考えやすくなったのだ。
ジャニーさんの跡を継ぎたいと、Jr.の育成に尽力するとタッキーは言う。
じゃあそのジャニーさんはこれまでずっと何をしていたのかって話になりまして。
そもそもジャニーズ事務所はジャニーさんがアメリカのショービジネスに憧れ始まった。ジャニーさんは経営には手を出さずタレントの育成とショーの演出を担っていて、ギネス記録も持っている。
ジャニーさんがやりたいのは生の舞台、ショービジネス。けれど、日本にブロードウェイはまだない。
そこでふと、ジャニーさんは歌って踊れる子を世に出したかったからアイドルとして売り出しただけであり、別にアイドル自体を育てたかったわけではないのかなと思い至りました。
アイドルはあくまで手段。目的はアイドルファンにお客さんとして劇場に足を運んでもらい生の舞台を見てもらうこと。
以前の日本はまだまだテレビの力が強くて、舞台役者がドラマに出て人気になったりすると「長い下積みを経て」なんてことを平気で言っていた。
それくらい舞台は一般庶民から縁遠いものになっていたのだと思う。
エンターテインメントを発信するには、テレビを介さなくてはならなかった。そのためにジャニーズの子らはアイドルになった。
しかし、ここ数年2.5次元の舞台が人気を博し、ミュージカルも音楽番組で特集を組まれるほどに。
そして、インターネットが若者のトレンドを作り、テレビの影響力は格段に落ちた。
つまり、世間が舞台との距離を縮めつつある今、国民的と呼ばれる存在がテレビから生み出されなくなった今、
ジャニーさんの夢に対して、アイドルという手段の魅力が弱まってきたのではないだろうか。
CDが売れなくなったこと以外にも、CDデビューに対する消極さはこれも1つの要因のような気がしている。
経営陣はどうか分からないが、ジャニーさんは名を売る手段としてCDデビューにもうそんなに旨みを感じないのかも。
ふぉ~ゆ~がCDを発売せずにJr.が取れたのも、だからなのかなと思いました。
タッキーが第2の黄金期を作りたいと言ってましたが、それも有能なCDデビュー予備軍を育てたいのではなく、CDデビューとはまた別の形で爆発的に世間に名を轟かせる存在を育てたいのではないだろうかと。
キンプリデビュー前が第2の黄金期という声を耳にしたことがある。もちろんタレントの能力といったことでいえば物凄く有能な子たちが集まっていたのだろう。
だけど黄金期ってきっとそういうタレント側の話じゃなくて、受け取り側の話で。
ジャニーズに興味がない人でも名前や顔がなんとなく分かってるレベルの浸透度のことなんだと思う。
小説や漫画ばっかり読んでいる小学生の女の子が、Jr.の名前は一応言えるよみたいな状況をタッキーは望んでるんじゃないかな。出来ればCDデビューを使わない別の手段で知名度をそこまで上げたい。
きっと今は過渡期なんだ。
タッキーはこれまでのテレビスターが客を呼ぶスタイルから、何かしらの、今までとは違う形の、舞台へ人を呼び込めるスタイルを生み出そうとしているのだろう。
まだ私の目にはそれは見えていないけれど、タッキーの目には見えているのかもしれない。
ところで私、ジャニーズは歌舞伎であり、歌舞伎はジャニーズだと思ってるんですが、皆さんはいかがですか。
滝沢歌舞伎を初めて見たとき、マジトンチキだと思いました。これが噂の滝沢歌舞伎か!と度肝を抜かれました。歌舞伎って言っても名場面を矢継ぎ早にやるし空飛んだりするし。歌ったり踊ったりしてるし。しかし、その後で歌舞伎も案外そんな感じと知って非常に驚いた。
逆に歌舞伎って江戸当時は狂言と呼ばれていたものの、派手な舞台装置に華やかな音楽そして目を引く化粧に衣装、ストーリーもシリアスからコメディまで幅広い。しかも役者のプロマイド売ってる!そんなのジャニーズじゃん!!
きっと今、ジャニーズは歌舞伎のような後世に残る文化になるか、露と消える流行のひとつになるかの分かれ道に差し掛かっているのだと思います。
ジャニーさんの1代限りでは、ジャニーズは文化とはなりえない。
脈々とその名跡を継いできたからこそ今日の歌舞伎の地位があるのではないでしょうか。名前と共に、その芸や精神が受け継がれてきたのでしょう。
次世代が受け継ぎ、発展させていくことで流行が文化となる。
ジャニーズが培ってきた芸や精神をどうやって次世代に引き継いでいくのか。
脈々とジャニーズを継いでいくために、歌舞伎のような家業に近い形を取るのか、宝塚のように教育の形を取るのか。どんな形になるのかとても楽しみ。
滝沢歌舞伎をSnow Manが受け継ぎ、その公演を南座で行うってめちゃめちゃドラマチックだと思いませんか。
タッキーの名前を冠した舞台を受け継ぐって、まさにタッキーが社長になってやりたいことの核だと思うし、Snow Manはその事務所の命運を分ける大博打をひとつ託されたんだなと思うと外野ながら(外野だからこそ?)すごく胸が熱くなった。是非ともSnow Manファンの方々はめちゃくちゃ張り切って胸を張ってほしい。
偶然なのか必然なのか。受け継ぐものに歌舞伎と入っていて、その場所が歌舞伎発祥の地南座というのも縁起がいいね。ジャニーズも歌舞伎のように続いていける気がしてきます。
初代がジャニーさんとして、2代目がタッキーだとする。タッキーが育てる3代目が大成して、それまでの代よりも確固たる地位を築けたときはじめて、ジャニーズは文化として後世に残っていける。
江戸幕府の3代目が家光だったからこそ江戸幕府は260年間も続いたんだよ!!3代目ってめっちゃ大事なんだよ!!
100年後ジャニーズが残っているかどうかは、今Jr.と呼ばれる面々にかかっているんだろう。
CDデビューするのか、または別の形なのかは分からないけれど。新しいジャニーズのブランドをタッキーがプロデュースして、それを体現していくのは若者たちだ。
私は滝沢歌舞伎経由でJr.を知ったから余計に、滝沢歌舞伎を任されたSnow Manに肩入れしてしまう。
我武者羅に頑張って売れてほしい。めちゃくちゃ世間に見つかってほしい。ジャニーズ中興の祖って呼ばれるくらいになってほしい。
SixTONESは「ジャニーズをデジタルに放つ新世代。」だから、是非とも縦横無尽にネットの海を荒らし回ってほしい。今の時代、デジタルな世界はもはや2つ目の世間だから。そこで跳ねてこそ世間に見つかるってことなんだと思います!
他にも詳しくはないけれど、めちゃくちゃ芸達者で力のあるJr.がたくさんいるから!Jr.詳しくなくてスカスカな言葉になっちゃってるけど!!ごめんなさい!!みんな報われてって気持ちは本当だから!!タッキー充分プレッシャー感じてると思うけど期待させて!!
100年後もジャニーズに所属してるタレントが舞台の上でスポットライトを浴びながら輝いていてほしい。
そんな果てしない夢を彼らに追いかけてほしい。
さて、ここまでの意見は全て私がJr.に対して外野だと自覚してるからこそ好き勝手に言える意見です。
運営側に立った視点でここまで話してきましたが、これから超ダブスタなことを言います!今を生きるアイドルファンの立場から話すよ!全く逆のこと言い出すよ!!ごめんなさい。
V6に嵐と関ジャニとJUMPから一人づつ加入させるね!そして目指そうドーム公演!!とか唐突に言われたら絶対荒れ狂うと思う。CD発売はなくて配信だけにするね!とか言い出したら何がデジタルだクソ喰らえってなると思うし。
時代が時代ってことなんだろうけど、Jr.担は本当にたくさんのこんなはずでは…を飲み込んでアイドルを応援してると思います。
100年後の事務所なんてどっちでもいい。今自分が見たいのは、ステージの上で輝いている推し。ただそれだけ。その気持ちよく分かります。
アイドルは人気商売ですし、更にはアイドルには年齢という壁がいつだってついてまわるから。V6はいつまで表舞台に立ってくれるのだろう。いつ去ってしまうのだろう。そんな切ない思いは消えることなく私の胸の片隅にあります。
もっといえば、ジャニーズはこれからアイドル事務所じゃなくなる未来だってある。ミュージカル俳優専門の事務所になる可能性だってあるよ。
ジャニーさんはたまたまめっちゃ最高なショタを発掘する神の目を持っていたからアイドル事務所でアイドル育成してたけど、ショービジネスを普及させるって目的を考えれば別にショタである必要性はなくアイドルである必要性もない。
そうなったとき、アイドルを愛したからこそ事務所に親近感を持っている私が同じように事務所を大切に思えるのか、それは分からない。
何もかも先のことなど分からない。一寸先は闇です。
だからこそ、大きな変革のときの狭間で刹那に輝く才能たちの、その一瞬を愛していくしかないんじゃないかな。
昨日も明日もない。いまこの瞬間、舞台の上で輝く推しが全てです。
あと推しと通じ合えるってのは勘違いです!その勘違いを勘違いと理解した上で楽しむのがアイドルファンの醍醐味ではないでしょうか。
あなたの手の中にある偶像と推しがブレていない間だけ、あなたはアイドルファンでいたらいいのだと思います。あなたの理想と推しがブレてしまったときは、気楽に去りましょう。どれだけ呪っても事態が好転することはきっとないです。これは自担が結婚したときに得た知見です。
色々な意見があると思います。
この記事は思い付いたことを文字起こししたかっただけで、正解も不正解もありません。
ただただ皆々様が何かを呪うことなくエンタメを楽しめることを願うばかりです。